岳の投資ライフ ~米国株投資、そしてその先に~

米国株投資で配当を最大化することで、経済的自由を目指しています。米国の高配当ETF、高配当株式を中心に、たまにJ-REIT、不動産投資にもちょっかいを出しています。そんな投資の日々の記録です。

老後資金の確保に役立つ「つみたてNISA」

つみたてNISAの続編です。 

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今日の写真:リクガメ。一歩一歩踏み出す姿は、積立投資とダブる。

金融庁のホームページを見ても、楽天証券SBI証券のホームページを見ても、つみたてNISAは、年間40万円の投資信託への投資が20年間非課税になります、という説明がほとんどです。で、何となく、そうか20年間の積立投資か~、そうすると60代半ばまで積み立てるんだな~、なんて単純に考えておりました。

 

しかし、金融庁のホームページの以下の図を見ていて、気付いたのです!

 つみたてNISAの非課税イメージ図

 

 

よく見ると、「非課税期間は20年間」の後にも、21年目、22年目・・・と図が続いていますよね。

 

そう、「つみたてNISA」は、40年を見越した資金計画を考えましょう、と呼び掛けている制度だったのです。40年というと、岳も80代半ばです。想像してみて下さい、80代半ばというと、もうまともに仕事はできませんよ、きっと。つまり、収入はほぼゼロです。しかし、岳の世代は、まともな年金をもらえるとも思えません。なんせ金融庁が年金だけでは生活費足りなくなるから「自助」の充実が大切だ、なんて言ってしまう時代ですからね(詳細は、以下の資料1:「高齢社会における資産形成・管理」報告書(案)を見てください)。

 参考:金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第23回)議事次第:金融庁

 

なので、「自助」として、別口の収入が必須になるわけですよ。

 

大体、本気で80代半ばの資金計画を立てている人って少ないと思うんですよね。ところが、金融庁は、それを国民に代わって考えて、非課税の制度を作ってくれたという・・・何というありがたい・・・、とりあえずこれをやっておけば、老後破綻を回避できる可能性が高まるわけです。

 

具体的に考えてみると、仮に年利5%で回したとすると、年間40万円投資すれば、20年後から毎年100万円程度が戻ってくる(と期待できる)という画期的な制度だということに気付きます。参考までにですが、この計算根拠ですが、年利5%で20年まわすと約2.5倍になるので、40万円が100万円になるということです。

 

要は、年間40万円の投資を20年間継続すると、その後の20年間(つまり、21年目から40年目まで)は毎年100万円前後を非課税で受け取ることができる(と期待できる)ということです。もっと具体的に言えば、45歳から64歳まで毎年40万円を積み立てると、65歳から84歳まで約100万円を非課税で受け取ることができる(と期待できる)のです。これを夫婦でしていれば、老後資金が毎年約200万円増える(と期待できる)わけです。

 

というわけで、つみたてNISAは40年先を見通した「自助」のための資金確保に役立つ制度ということなのです。名前に惑わされて、なんだ単なる積立投資か、なんて思ってしまったらもったいないわけです。

 

これは、やらない手はないですよ、皆さん。

 

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